ビンタ場面で放送NG 映画「ホームレス理事長」の問題提起 [芸能^^]
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地上波で放送拒否された地方局ドキュメンタリーが劇場公開されて話題になっている。東海テレビ制作の映画「ホームレス理事長」(ポレポレ東中野ほか全国公開中)だ。
野球で高校に進学しながらドロップアウトした球児たちに、再び野球と勉強の場を与えようと設立された「NPOルーキーズ」(愛知県常滑市)が舞台。ほとんどの子供が寮で生活し、野球をやりながら外部の通信教育を受け、高校卒業の資格を目指している。
問題となったのは、野球チームの監督が、自殺未遂騒ぎを起こした生徒にビンタを9発お見舞いするシーン。「放送基準に触れる」と視聴者から批判が殺到。“問題作”のレッテルを貼られて、キー局のフジテレビやほかの地方局に放送を拒否されてしまう。
監督の土方宏史氏は、「放送時が桜宮高校の体罰問題と重なって…。視聴者から<親が見ていたらどう思うか>と言われました。正解のないものだからクレームがくるとは思わなかったし、ビンタのシーンもあえて落とさなかったのです」と釈明するが、批判の矛先はNPO法人の理事長・山田豪氏(45)にも及んだという。私財をなげうってNPOを設立し、自らはネットカフェを転々としている人物だ。
「金策ばかりしている変わった人です。闇金に手を出し、取材クルーにもカネを借りようと土下座していた。子どもたちに直接感謝されるわけでもないのに、なぜ、そこまでするのか。40分テープを500本くらい回したけど、“よくある理由″が見つからなかった。不器用で理解されにくいタイプ。いつか大逆転してほしい」(土方監督)
作品は“主役”の前に映画化という“逆転打”を放った。
「はたして、誰も傷つけない表現があるのでしょうか。毒が薬を生み出すこともありますよね。それなのにテレビは分かりやすいものにこだわってしまう。昔は、見ていてなんだかよくわからないというものがたくさんあった。見る人と表現する人のキャッチボールは、分かりやすいのがいいわけじゃない。自分が理解できないことは切って捨てる、というのは豊かな関係じゃないと思います。<これがどうして放送できないの>と感じるか、<できないよね>と感じるか。社会はテレビをどういうものにしたいのか、というテーマも織り込んだつもりです」(プロデューサーの阿武野勝彦氏)
歯ごたえのある作品である。
http://news.livedoor.com/article/detail/8626741/
野球で高校に進学しながらドロップアウトした球児たちに、再び野球と勉強の場を与えようと設立された「NPOルーキーズ」(愛知県常滑市)が舞台。ほとんどの子供が寮で生活し、野球をやりながら外部の通信教育を受け、高校卒業の資格を目指している。
問題となったのは、野球チームの監督が、自殺未遂騒ぎを起こした生徒にビンタを9発お見舞いするシーン。「放送基準に触れる」と視聴者から批判が殺到。“問題作”のレッテルを貼られて、キー局のフジテレビやほかの地方局に放送を拒否されてしまう。
監督の土方宏史氏は、「放送時が桜宮高校の体罰問題と重なって…。視聴者から<親が見ていたらどう思うか>と言われました。正解のないものだからクレームがくるとは思わなかったし、ビンタのシーンもあえて落とさなかったのです」と釈明するが、批判の矛先はNPO法人の理事長・山田豪氏(45)にも及んだという。私財をなげうってNPOを設立し、自らはネットカフェを転々としている人物だ。
「金策ばかりしている変わった人です。闇金に手を出し、取材クルーにもカネを借りようと土下座していた。子どもたちに直接感謝されるわけでもないのに、なぜ、そこまでするのか。40分テープを500本くらい回したけど、“よくある理由″が見つからなかった。不器用で理解されにくいタイプ。いつか大逆転してほしい」(土方監督)
作品は“主役”の前に映画化という“逆転打”を放った。
「はたして、誰も傷つけない表現があるのでしょうか。毒が薬を生み出すこともありますよね。それなのにテレビは分かりやすいものにこだわってしまう。昔は、見ていてなんだかよくわからないというものがたくさんあった。見る人と表現する人のキャッチボールは、分かりやすいのがいいわけじゃない。自分が理解できないことは切って捨てる、というのは豊かな関係じゃないと思います。<これがどうして放送できないの>と感じるか、<できないよね>と感じるか。社会はテレビをどういうものにしたいのか、というテーマも織り込んだつもりです」(プロデューサーの阿武野勝彦氏)
歯ごたえのある作品である。
http://news.livedoor.com/article/detail/8626741/
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